おすすめ笑える本

 

 

イベント自粛、外出自粛。

テレビを点ければ、スマホを開けば新型コロナの話題で持ちきり。

 

 

私は少々(?)うんざりしている。

 

とはいえ、今は仕方のないこと。外出を自粛し、近所のコンビニへもマスクを装備して出掛け、帰ると即刻ゴシゴシ手を洗いうがいをする。

 

でも、気晴らしも欲しくなる。

読んでいる間は暗いニュースを忘れられ、親に見られようが「アンタ何時間スマホいじってるの!?」と言われない。

そうか、本を読めばいい。

 

というわけで(?)、これまで読んで爆笑した作品を7冊取り上げてみる。

 

 

  1. ドミノ
  2. 陽気なギャングが地球を回す
  3. キケン
  4. 犬は勘定に入れません
  5. ボートの三人男
  6. ワニの町に来たスパイ
  7. 聖エセルドレダ女学院の殺人

 

 

前半3冊は日本人作家の作品で、後半4冊は外国人作家による翻訳モノ。

いずれも気楽にサクッと読めて、笑える作品だ。

以下にてそれぞれのあらすじと読みどころをご紹介する。

 

 

 

 

あらすじ

一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット、もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく! 抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作!    (「BOOK」データベースより引用)

 

初めてページを開いた人は驚くだろう。登場人物の自己紹介が載っているのだ。(登場人物一覧ではなく。)

そして、登場人物が多い。動物までいる。一見全く関連性を見出だせない登場人物達であるが、実際にほとんど関連性がない。

しかし全てのキャラクターがこの「ドミノ」の一部となって、物語を大きく動かしてゆく。

(ちなみに、登場人物が多いのは覚えづらくて苦手という方もご心配なく。それぞれのキャラクターが個性的だし、年齢も性別もまるで違うので、何となく分かる。そして、何となくで十分楽しめる)

 

それぞれの登場人物達がそれぞれの目的で動いていたら、偶然が重なって大きな流れができる…いわゆる群像劇の傑作の一つだと思っている。スピード感もあって一気読み必至。何より笑えるし、読み終えた後は晴れやかな気持ちになる。

 

※今年の2月に「ドミノin上海」が出版された。単行本なのでまだ読めていないが、文庫化されたら即刻読もうと思っている。…が、待ち切れる自信はない。

 

ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日: 2004/01/23
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!  (Amazon.com商品ページより引用)

 

あらすじを読んで、「??」となる人も多いのではないか。私はなった。銀行強盗なのに、嘘を見抜く/スリ/演説/体内時計?なんで??しかし、読み始めたらすぐに納得してしまう。なーるほどね。確かに銀行強盗に欠かせない才能だ(実際のところは分からないが…)。

 

タイトルからして分かると思うが、ライトで読みやすい。キャラクターも少ないし。しかし、伊坂幸太郎の独特な語り口や"ちょっとヘン"な登場人物達のお陰で疾走感と満足感は十分味わえる。ゲラゲラ笑うというよりは、ひねりが効いていてクスッと笑える感じかな?

 

ちなみにこちらの本は本書を含め3冊のシリーズになっている。

陽気なギャングが地球を回す→陽気なギャングの日常と襲撃→陽気なギャングは三つ数えろ

3冊とも文庫化済みで、陽気なギャング達の物語を気軽に存分に楽しめる。

 

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学の「機械制御研究部」。略称「機研“キケン”」のこのサークルは、犯罪スレスレの実験や破壊的行為の数々から「キケン=危険」とおそれられていた。激しすぎる「新入生歓迎実験」、学祭での『奇跡の味』の模擬ラーメン店、驚愕の戦法で挑んだロボット相撲大会…。「キケン」な理系男子たちが繰り広げる、事件だらけ&爆発的熱量の青春の日々。本書は、その黄金期の記録である!  (「BOOK」データベースより引用)

 

個人的にアニメ化したら面白そうだと思いながら早数年。未だに首を長くして待ち続けている作品だ。最高にアホでユニークな理系大学生たちが青春を謳歌するコメディ作品で、笑わずにはいられない。そのため、私は絶対に電車内では読まないようにしている。

 

多分、アニメファンには特別ウケると思う。コミカルで、ゲラゲラ笑いながら読み終えた後は爽快感を感じる作品だ。

…アニメ化しないかな?

 

 

キケン (角川文庫)

キケン (角川文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2016/06/17
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの“主教の鳥株”を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!?SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作。  (Amazon.com商品ページより引用)

 

あらすじだけを読むと、これって笑える話なの?と思われるかもしれないが、とても笑える。

疲労で倒れてしまった主人公は、教授の計らいでタイムトラベル技術を利用し、優雅で平和なヴィクトリア朝へと休暇に出かける…のだが、そこで出会う個性的な時代人達に翻弄される。和金オタクの元大佐、その娘でおつむの弱いお嬢さん、そのお嬢さんに恋い焦がれる若者とその飼い犬……

そこに巻き起こる騒動は抱腹絶倒もの。もちろんそこにタイムトラベル要素もふんだんに盛り込まれており、コメディ/SF/ミステリ と一作で3度美味しい傑作である。

 

ちなみに、こちらの作品はオックスフォード大学史学部タイムトラベルシリーズの全4作のうちの2作目。だが、この作品のみ読むのでも全く問題なく楽しめる。

シリーズ1作目はペストの蔓延する中世へのタイムトラベルでシリアス寄り作品。3~4作目は続きもので第二次世界大戦下のイギリスへのタイムトラベルでコメディとシリアスの混在する作品。どれも自信をもっておすすめできる傑作だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

気鬱にとりつかれた三人の紳士が犬をお供に、テムズ河をボートで漕ぎだした。歴史を秘めた町や村、城や森をたどり、愉快で滑稽、皮肉で珍妙な河の旅が続く。数々のオマージュ作品を生み、いまだ世界で愛読されている英国ユーモア小説の古典。(「BOOK」データベースより引用)

 

この作品は、1889年に発表された作品である。今から130年以上前ということだ。X線の発見よりも、第1回近代オリンピックよりも前。第一次世界大戦より25年も前のものだ。

それでも、めちゃくちゃ面白い。三人の(ちょっと冴えない)男たちと一匹の犬の、コミカルで純粋にただ笑える肩に力の要らない小説だ。古典…に入るかもしれないが、軽快な文章で訳も小難しくなく、ただ楽しめる。とにかく無邪気に笑いたい時におすすめ。

 

ちなみに、この作品をオマージュしたのが上記で取り上げたコニー・ウィリスの「犬は勘定に入れません」だ。上記の作品中でもこの作品がしばしば言及され、ちらっと一匹と三人が出てくるシーンもある。

 

 

 

ボートの三人男 (中公文庫)

ボートの三人男 (中公文庫)

 

 

 

 

 

 

  • ワニの町へ来たスパイ (ジャナ・デリオン /訳:島村浩子) 2012 (現在創元推理文庫にて販売中)

あらすじ

超凄腕CIA秘密工作員のわたしは、 潜入任務でちょっぴり派手に暴れたせいで、 狙われる身となり一時潜伏を命じられる。 ルイジアナの田舎町シンフルで、“ 元ミスコン女王の司書で趣味は編みもの”という、 自分とは正反対の女性になりすましつつ静かに暮らすつもりが、 到着するなり保安官助手に目をつけられ、 住む家の裏の川で人骨を発見してしまう。 そのうえ町を仕切る老婦人たちに焚きつけられ、 ともに人骨事件の真相を追うことに……。 人口三百に満たない町でいったい何が起きている? アメリカ本国で大人気、型破りなミステリ・シリーズ第一弾。 (「BOOK」データベースより引用)

 

秘密工作員?人骨?笑えるの?と思われるかもしれないが、笑える。

日本ではあまり見かけないが、このような警察組織に属さない主人公(ほとんど女性)が身の回りで起きた事件に首を突っ込んでいく…そして大抵は素敵な男性や美味しそうなお菓子、ご近所トラブルが起こるという、ライトな女性向けミステリだ。コージーミステリと呼ばれている。(コージーとは、居心地が良いという意味らしい)

 

私は割とこのコージーミステリが好きで何冊か読んだが、中でもこの作品は特に笑えてスカッとする作品だ。一般人を装ってアメリカの田舎町に"事件のほとぼりを冷ます" ために来た主人公は、田舎町の生活に翻弄される。日曜礼拝後のデザート争奪戦や、夜中に侵入してくるアライグマなど、アメリカの田舎ってこんな感じなの?と想像すると面白い。あと、主人公と仲良くなる二人のイケイケおばあちゃんがめちゃくちゃ面白い。

 

この作品はシリーズ化されており、日本では昨年秋に3作目まで出版された。

順番は、本作→ミスコン女王が殺された→生きるか死ぬかの町長選挙  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 聖エセルドレダ女学院の殺人 (ジュリー・ベリー /訳:神林美和) 2014 (現在創元推理文庫にて販売中)

あらすじ

十代の少女7人が在籍する小規模な寄宿学校で、ある日の夕食中、校長先生とその弟が突然息絶えてしまう。それぞれの事情から家族の元へ帰されたくない生徒たちは、敷地内に死体を埋め、事実を隠して学校生活を続けることにする。翌日、科学の得意なルイーズの分析により、ふたりは毒殺されたと判明。生徒たちは得意分野を活かして大人の目をあざむきつつ犯人を探り始めるが…。 (「BOOK」データベースより引用)

 

この作品も、いわゆる"コージーミステリ" に入る。見所は、事件が発覚してほしくない少女たちがあの手この手で大人達の不在を隠そうとするところ。そして、大人不在の生活を満喫しつつ、犯人を探そうとするところ。ここで使われる悪知恵(?)に大いに笑わせられる。

 

実際あり得るとは思えないシチュエーションだが、少女たちの言動には妙にリアリティがあって面白い。もし中学生の自分がそこにいたら、同じようになるだろうな~と思わせられる所が微笑ましくもあり、今はそうもいかない所の寂しさもある。

 

 

 

聖エセルドレダ女学院の殺人 (創元推理文庫)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上が私のおすすめする「笑える本」たちだ。どれも気楽に楽しめる作品ばかりなので、普段あまり読書をしない人にもおすすめできると思う。

もし興味を持っていただけたなら、この機会にぜひ!!!!!!

 

 

 

SixTONESって、愛

 

私がSixTONESと出会うことになったきっかけは、昨年末のFNS歌謡祭である。

元々ミュージカルが好きで、FNS歌謡祭名物のミュージカル特集はいつも録画をして繰り返し見ていた。

2019年末のラインナップで一番楽しみにしていたのはエリザベートの楽曲、"闇が広がる"。

 

 

ハプスブルク家の終焉?死に惹かれる主人公?民衆の怒り?…最高じゃん。私のためにある演目かな?

と思いつつチケット取りに挑戦した2019年公演、私は見事に完敗した。今思うとリサーチも気合いも足りず、まぁ端的に言えば取れないなんて予想もしてなかった。

(今更すぎるが、あのもっと頑張ってチケット取りをして見に行けていたなら京本ルドルフを拝めたかもしれないし、今年の公演中止のショックも少しはマシだったかもしれない。タイムマシンがあるなら今は迷わずそのチケット取り前に飛ぶ。)

 

 

そんな中、テレビで楽曲を見られる。しかも、"闇が広がる"?タイトルからしてもう大好きになることは分かっていた。

しかし、不安だったのがそれを披露する役者。井上芳雄さんはお名前も知っていたし、著名なミュージカル=歌唱力お化けだと認識しているので全く問題無し。一方の京本大我…知らないなぁ。検索して分かったのは若くて美形のジャニーズということ。…あぁ…なるほど。

一時嵐を履修していた私はジャニーズが嫌いな訳ではなかったが、ミュージカルとなると流石に役不足だろうという短絡的な偏見を持っていた。(夏のFNSも見ていたはずなのに、何故覚えていなかったのだろう?)

 

 

 

しかし、ミュージカル俳優京本大我のパフォーマンスは、そのアホな偏見を一変させる力を持っていた。

 

 

 

上手い。高音が伸びる伸びる。ミュージカル俳優特有の、腹から出された声を感じる。井上さんとのハモりも素晴らしい。

それに表情や仕草の演技も凄い。最初の不安げな歌い出し→自らの責任を感じつつ動けない苦痛と絶望→トートに動かされて見せる王座への渇望→国を動かすこととトートの手を取る決心から迷いが消え、ギラギラした感情。

初見の曲、それも決して長くはない時間だったにも関わらず、ルドルフの感情の変化とこの楽曲が予感させる不穏な未来を感じ取った。(エリザベート自体をまだ見ることが出来ていないので、現時点の私はこれが正解かは分からないのだが)

 

 

 

この衝撃的な出会いから暫くの間 "京本大我" の歌を漁った私が辿り着いたのがすとちゅーぶ、そしてSixTONESだ。

おぼろげながら記憶にあったB.I.Shadowの髙地優吾と松村北斗、何となく知っていたジェシー森本慎太郎。名前を聞いたことだけはあったがそれ以外何も知らなかった田中樹と京本大我。…あれ?何か知ってる人多くない?

 

 

最初は完全にきょもくん目当てで見始めたすとちゅーぶだったが、気付いたらみるみるハマっていた。この間に公開されたデビュー曲Imitation Rainと年始のしゃべくり、嵐にしやがれの相乗効果も手伝ってか、それはあっという間だった。

そして迎えたデビュー、多くの音楽番組への出演に間に合ったことは本当にラッキーだったと思う。

 

 

 

 

しかし、先日ふと思った。なぜ今、こんなにハマったんだろう?

これまでジャニーズやK-popを含め様々なグループを見てきた。歌唱やダンスのパフォーマンスが凄いグループ、トークが面白いグループも沢山あった。しかし、興味が長続きする…ましてやCDを買ったりコンサートのレポを読み漁ったりしたことは無かった。それなのに何でだろう?

 

 

暫し考えた結果思い付いた答えは、"バラバラであること"。

SixTONESはメンバーの個性がとても豊かで、ダンスが揃わなかったり、すとちゅーぶでも冒頭の「どうもー!SixTONESです」が揃わなかったり、挙げ句の果てにはハタチを越えた大男6人がバラバラに動かないよう縄で繋がれたりする。

それでいてメンバー同士はお互いの個性を認め合い、流れの中でそれぞれの役割分担をしつつ、グループとして同じ方向を向いているのを感じるのだ。

多分、これが私がSixTONESにこれほどまでに惹かれる理由なのだと思う。

 

 

私は昔から集団行動が嫌いである。できないという訳ではない(むしろ浮きたくないのでちゃんとやる)。嫌いなのだ。運動会でやらされる行進に始まり、学校の制服や謎の校則、先生が連呼する連帯責任、就活のリクルートスーツや判で押したように同じ髪型。"こうすべき" という事が息苦しいというか何と言うか、とにかく嫌いなのだ。(語彙力…)

 

そんな私にとって、"みんな違ってみんないい" を体現するかのごとく正々堂々とバラバラなSixTONESは憧れだ。

だって普通、グループ公式動画の最初は声を合わせて自己紹介するよね?MCの時間が過ぎたと分かったら、巻くよね?喋り続けてスタッフさんに怒られるなんて、そんなことある?

私から見えるSixTONESとは、バラバラな個性を持つメンバーがバラバラしながら何となくグループとして纏まっていて、そのバラバラさや自由さをグループ全体の個性として魅力的に見せる天才だ。

 

また彼らと同じように、ファン層も広いのではないかと思う。年齢もさることながら、二次元やバンドなど、典型的なジャニーズのファン層のイメージだった "人生エンジョイ系若年オシャレ女子" 以外も多い気がする。(完全陰キャ且つジャニーズ歴の浅い私にとっては心地よい)

 

そう考えた時、何故自分がSixTONESを好きになったのかとても腑に落ちた。そうか、自由に楽しくをモットーにしたい私にとって、SixTONESはそれを具現化してくれている憧れの存在でもあるのか。

 

 

だから私はSixTONESが好きになったし、この先も個性爆発にバラバラに、自由に楽しく活動する彼らを見たいと思う。

 

 

 

ここまでぐちゃぐちゃと考えてきたが、私にとってのSixTONESを表すのに短く最適な表現がある。

 

 

 

SixTONESって、最終的に愛

 

 

だな。

 

 

私の主な趣味遍歴

私は多趣味だ…と思う。少なくとも自分では。

オタクなのかは、分からない。

そもそも、オタクって何?定義は?なんて考えてしまうのだ。個人的なイメージから定義するとしたら、オタクとは「特定の事柄に強い関心やこだわりを持ち、その事柄を一般的に知られた以上に突き詰める人のこと。またはその思考を持つ人のこと。」となる。

 

その個人的定義からすると、自分がオタクを名乗れるのかには疑問が生じる。

私は趣味全般に関して、程々に気楽に楽しくをモットーにしている(というか、そうでなくては続かない)からだ。

 

例えば聖地巡礼。それをメインの目的として出掛けたことはない。お金がかかる。興味はあるが、一人で行こうとは思わない。そして同じ趣味の友人がいない。

例えば雑誌やグッズ類。ほとんど買わない。(そもそもこれまでの趣味は雑誌に出たりグッズが出たりということは滅多に無かった。)買い続けたらキリがないから。追い始めるとお金もかかる。

(SixTONESに出会ってこのルールがおざなりになってきたのは秘密⭐️)

 

 

…あれ、これってオタクではないよね?という訳だ(?)

 

 

 

私の趣味はどちらかというと広く浅く…いや、広くそこそこに深くありたいと思うのだ。

(何故かここまでタイトルと違うオタク論を考えてしまった…。あれ?…仕切り直し)

 

 

 

私の趣味人生が始まったのは、多分11歳の事だ。何となく父の本棚から手に取った恩田陸の「夜のピクニック」を読んでいたく感動したのだ。それから親にねだって、間に挟まっていたリーフレット(当時夜のピクニックが映画化され、新潮文庫内の幾つかの恩田作品をまとめたリーフレットが出ていた)を制覇し、他の出版社の作品まで手を広げ集め始めた。

 

ここから14歳頃まで、とにかく本を読み漁った。伊坂幸太郎東野圭吾桜庭一樹有川浩アガサ・クリスティ………

第一次読書ブームである。

(ちなみに、最初は喜んで買ってくれていた親も次第に買ってくれなくなり、「本ばっかり読んでいないで遊びに行け!」と言うようになった)

 

 

次に出会ったのは、洋画である。きっかけは覚えていないが、キャメロン・ディアスのラブコメや何かを見まくっていた記憶がある。

 

 

この辺りで海外ドラマに出会った。高校生の時である。何となく手に取った「ヴェロニカ・マーズ」と「ゴシップガール」に射ぬかれ、急激にハマった。海外ドラマは映画に比べて1話が短いので、気楽に見始められる。そして何より、日本に入ってくる(字幕がつく)ドラマのほとんどは数シーズン以上続くので、長いこと楽しめる。

この海外ドラマブームは緩急あれど続き、未だに必ず1日1話は見続けている。

 

高校~大学頃には洋楽(Pops)にハマった。テイラー・スウィフトブリトニー・スピアーズ、1D、デミ・ロバート、リトルミックス。ここにも海外ドラマブームの影響があるが、それはまた機会があれば。

 

同じくこの辺りで、アニメブームが来た。原作のファンである氷菓GOSICK図書館戦争あたりから入って色々見た。月刊少女野崎くん終わりのセラフ魔法科高校の劣等生WORKING!!みなみけ進撃の巨人さよなら絶望先生物語シリーズ

ちなみにどれもアニメしか見ていないので、続きがあるものは未だに待ち続けている。

アニメブームと同時に声優さんの名前も有名どころは覚えた。(今はもう知識が古いかもしれないが)

女性声優さんだと悠木碧さん、男性声優さんだと中村悠一さんの声がめっちゃ好き。

 

ここで第二次読書ブームが起こる。今回は第一次から追い続けた作家加えて、翻訳モノに傾倒した。創元推理文庫とハヤカワ文庫の購入率が爆発的に増え、たまにいわゆる名作系も読むように。翻訳ファンタジーやSF、いわゆる"コージー"にもハマる。

 

そしてここ数年のミュージカル。レ・ミゼラブルを映画館で見て号泣しまくってから、じわじわ気になっていたジャンルではあったが、とある海外ドラマの影響でブームになった(激推しドラマなのでいつか語りたい)。このドラマと関連のあるラ・ラ・ランドグレイテスト・ショーマンはもちろん劇場にて履修済み、サントラ購入済みである。好きなミュージカルはサントラを通退勤時に聞いて脳内公演を楽しむのがお約束。

ここ数ヶ月は興味のある演目を探しまくっている。沼が深いのは間違いないので恐る恐るではあるが。

 

更に、昨年末~今年頭らへんに出会った京本大我さん、SixTONES。これまた沼が深い。深すぎる。何これまでにない供給量とファンの数。これは危険と思いつつ、どんどん沈んでいる感覚。しあわせ。まだ数ヶ月なのに既に生活の一部。

 

 

 

とにかく(?)私の趣味遍歴をざざっと纏めるとこんな感じになる。

それぞれのブームの中にはまた細かなブームがあったりするのだが、キリがないのでこのへんで。

これからはそれぞれの中から気の向くままに語っていきたいと思う。

 

 

最初はSixTONESかな?

 

はじめに

ブログなんて書いたことがなかったのに、唐突に思い立って作ってしまった。

 

何故か?

 

 

 

コロナのせいである。

 

 

 

これまで趣味(主に読書と海外ドラマ)を極めてきたが、それらのほとんどは一切外出せずに事足りるものであった。

時々本屋へ新刊の買い出しに行くくらいのもので、それ以外については趣味のために外出することはほとんどなかった。

 

元来私は極度のめんどくさがりで、外出は得意ではない。仕事か友人との約束でもなければ極力外出したくないのだ。

だから今のような外出自粛/イベント自粛なんて全く影響なく、むしろいくら家に居ようと誰にも咎められない自由を謳歌できるはずだった。

 

 

少し遡って数年前のこと、とある海外ドラマと衝撃の出会いを果たした私はミュージカルにのめり込んだ。

しかし万年金欠の超インドア、お世辞にも安いとはいえないチケット代と想像上のミュージカルの主な観客層(キラキラしたオシャレなお姉さま方)に恐れおののき、現場へ足を運ぼうとは思わなかった。

その後何だかんだで数回観劇の機会に恵まれ、あの夢のような感覚を味わうに至ったのだ。

 

そしてここ数ヶ月のこと。何故かいきなり枷が外れた私はミュージカルの沼、更には全く想像もしていなかったSixTONESの沼にのめり込み、気付いたら抜け出せなくなっていた。

…抜け出すつもりもないんだけどね。

 

 

新しい趣味(沼)を見つけた私は幾つかのミュージカルのチケットを、意気揚々と、死ぬ気で勝ち取った。

直近の公演を指折り数えて仕事を頑張った。節約…はあまり上手くはいかなかったが、まぁ努力はした。

しかし、取れた各種チケット計5公演のうち4公演が中止になった。

 

 

 

コロナのせいで。

 

 

 

めちゃくちゃ落ち込んだ。

趣味を開拓した結果、その趣味によって落ち込んだ。

そして数日間絶望の淵を彷徨った結果辿り着いたのは、

 

趣味の傷は趣味で癒そう!!

 

幸いにも私には幾つかの趣味があり、その大半はおうち時間を求められる今にぴったりのものだ。

好きなものへの愛を語りつつ、あわよくば布教をするのに最適ではないか…

Twitterがいいかな?…いや、140字なんてあまりに足りない。文章を短く簡潔に書くのが苦手な私には、趣味を語るには圧倒的に文字数が足りない。それに多分めちゃくちゃうるさくなる。

…そういえば、スト担になって読んだ幾つかのブログ、どれも良かったな…

 

 

という訳で色々考えた結果(?)、ブログを開設することにした。

 

 

続くか?→わからない

ただの自己満足にしかならないんじゃ?→そりゃそうだ

 

 

 

 

でもまぁ、いいよね。

 

 

 

コロナのせいだし💢💢💢